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「レトルトの方が好評」
私実はカレーが嫌いな子でした。
母親の作るカレーは「Theカレー」という感じで。
ゴロゴロしたじゃがいもやにんじんが入っていて
お肉も脂身の適度にあるやつが入っていて。
市販のレトルトだけが使われ隠し味もなにもなく。
マズいないわけではないんですけど
美味しくもなかったんです。
給食のカレーも別にテンションが上がるわけでもなく。
「子どもといえばカレーでしょ！」みたいなノリで
お誕生日会とかで必ずカレーが出てくるのが
実はとっても嫌でした。
家ではレトルトのカレーが出てきたことはなく
外食先ではもっと好きなものを食べたかったので
家のカレーと友達の家のカレー以外は
食べたことがありませんでした。
だから生まれて初めてハヤシライスを食べたときや
大人になってからキーマカレーなるものを食べたときは
「世の中にはこんなに美味しいものがあるのか」と
感動しました。
同じ理屈で「ラーメン」というものも
いつも食べるお店は決まっていて
そこのラーメンは「普通」だったので
そんなに美味しいと思ったことがなかったのですが
大人になってから来来亭のラーメンを食べて
飛び上がるほど驚きました。
「こんなに美味しいものが存在しているのか」と。
そこからもうラーメン大好きカレー大好きになりました。
だからうちのカレーは美味しいと思っていました。
私の好みでキーマカレーになることが多いのですが
スパイスを適度に使って隠し味も入れつつ
ヨーグルトなんかも入れて本格的な
私なりの美味しいカレーを作っていたんですけど。
今のところ「アンパンマンカレー」「プリキュアカレー」に
完敗しております。
パスタソースも頑張って作っていたんですけど
市販のカルボナーラに負けました。
最初こそショックでしたが…
レトルト作ってる会社ってすげえや。
たしかに美味しいもん。
私がその会社に対抗するなんて無理やんな。
私より研究して味に詳しい人たちが作った
渾身の一品やもんな。
ということで私は今日もレトルトをふんだんに使用しています。
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